喫茶文化が色濃く残る街、京都の純喫茶を巡る新シリーズ。
第2回目は京都の繫華街から1本入った小道にある「ライト商会三条」です。
少し文字が薄れた手書きの看板や窓ガラスの奥にはアンティークな人形、家具が置いてあり世界観が漂う外観が目印です。
三条寺町すぐのこの地で40年ほど前から家族で経営している古道具屋とカフェです。
店内には、レトロな骨董品の間にローテーブル席が複数、奥にはソファー席があります。数々の装飾品はどこか懐かしく、温かみを感じさせてくれます。
アンティークな木のインテリア、絵画、食器、楽器、時計、人形。
ヨーロッパやアジアを中心とした骨董品に囲まれている店内は、360°どこを見渡しても素敵な空間で、物語の世界に飛び込んだような気分を味わうことができます。
骨董品は販売していて、気に入ったものを購入することができます。
ライト商会は、望月麻衣さんによるミステリー作品「京都寺町三条のホームズ」に登場する骨董品店「蔵」の舞台となったお店です。作品を見てお店にやって来るお客さんもたくさんいらっしゃるとのこと。小説の世界に囲まれながら飲食を楽しむことができます。
≪メニュー紹介≫
- 本日のケーキセット 1200円
- パフェセット 1400円
- オムライスセット 1300円
- ピザトースト 1100円
(スイーツセット、フードセットのドリンクはミルクコーヒー・コーヒー・紅茶から選択可。その他のドリンクは+400円) - コーヒー 600円
- クリームソーダ 800円
- ベルギー産フルーツビール 900円
オムライスセット 1300円
昔ながらの薄焼き卵スタイルのケチャップオムライス。
ケチャップライスはほんのり甘く、シンプルだけど温かいふわっと柔らかな食感がたまりません。
コーヒー豆は、京都では知る人ぞ知るオオヤコーヒ焙煎所のもの。
注文が入ってから1杯1杯ドリップするコーヒーは、カラメルのような香ばしさが口いっぱいに広がります。
店長の佐藤飛行機さん。
中世ヨーロッパの衣装のようなファッションは、普段着だそうです。
2階にはギャラリーがあり、作家さんによる展示や個展、演劇やライブなどのイベントも臨時開催していて、夜は日を限定してバー営業もしています。
一歩踏み出せば非日常の世界へ空間ごとタイムスリップできるお店。
食事はもちろん、インテリアやギャラリーも楽しめるライト商会で至福のひとときを過ごしてはいかがでしょうか。