京都にはチェーン店から個人店まで多くの焼鳥店がありますが、「ハズさない美味しい焼鳥店だけを知りたい!」という方のために、本当に美味しい焼鳥屋だけを一挙ご紹介するこの企画。

最新版、絞りに絞った京都の本当に美味しい焼鳥屋10選です。


1.炭火串焼とりと河原町三条店〈河原町三条〉


神宮丸太町に本店を構える超人気店です。予約困難な上に神宮丸太町というやや街中から離れた立地のため入店ハードルが高かったのですが、2018年に街中ど真ん中の河原町三条に姉妹店が登場し格段に利用しやすくなりました。

こちらで修業した人気焼鳥店の店主が多いことでも有名です。

こちらの特徴はなんといっても圧倒的な希少部位串の多さ

しり皮、つなぎとぎん皮、ふりそで、そりなど焼鳥通なら「おおっ」と思う品揃えです。玄人だけでなく、試しに色々なレア串を食べたいという方でも賑わっています。

備長炭で香ばしく焼き上げた定番串、創作串も人気。

そして、こちらで絶対頼みたいのが2品。

まずはダチョウ肉!ダチョウを食べたことない方多いと思いますが、これがうまい!ダチョウは体温が高く菌が少ないのでタタキにも向いているそうです。

ダチョウユッケ(843円)、ダチョウももタタキ(1296円)、ダチョウのもも炙りステーキ(1296円写真)。いずれも全くクセがなく噛むほどに味わいが広がります。

そしてもう一品がたまごかけご飯。漬け玉子の濃厚な味わいに胡麻の風味…もうたまりません。

ということで定番串が美味しい上に、レア串、ダチョウ、たまごかけご飯などなど楽しめるポイントがかなり充実している超おすすめの一軒です。

【店舗情報】

075-212-7788

営業時間/17:30〜24:00(LO/23:00)

定休日/不定休

住所/京都市中京区河原町通三条上る恵比須町534-6

公式サイト


2.炭焼き きむら〈下鴨本通北大路〉


川端丸太町にあった予約困難店が2015年に北大路に移転。場所が変われど、そのクオリティは変わらず絶品串がいただけます。絶品焼鳥だけでなく数量限定の牛串も人気で、早い時間に行かないと売り切れてしまうのも以前と同じ。

そしてこちらの最大の特徴は「GSジーエス」と呼ばれる焼き方!

タレ焼き、塩焼き以外に常連がよく利用する特別焼きで、ニンニクダレに付けてカレー粉をふりかけるのですが、これがめちゃくちゃうまい!

トリのGS1本240円。

席に届いた瞬間に炭火焼きの香ばしさ、ニンニクとカレーの香りが食欲を刺激します。鶏はやわらかジューシーで、京都でも「炭焼ききむら」でしか味わえない一串です。

ちなみにGSはトリやトリカワと相性が良いのですが、全ての串をGSにする常連さんもいるとか。

名物牛串はタン、ミノ、ハツ、レバーなど(各300円)。

街中からは少し離れますが、わざわざ行く価値のある名店です。

【店舗情報】

075-555-3267

営業時間/17:30~23:00

定休日/日祝

住所/京都市左京区下鴨西本町45

公式サイト


3.sumiyaki燈(あかり)〈寺町丸太町〉


以前某グルメ雑誌のライターに「京都一焼鳥が美味しい」と教えられ、訪れて衝撃を受けたこちら。
淡海地鶏、京鴨の雄と雌をメニューによって使い分けるというこだわり、備長炭による絶妙な焼き加減、ワインに合う鶏料理の数々…
まさにグルメな大人のための焼鳥店です。

1串1串丁寧に焼き上げられ、ジューシーで上質な味わい。盛り付けも綺麗です。

ワインとの相性も抜群です。

名物の一つ、特製つくね(380円)は、濃厚なキンカンを絡めていただくスタイル。口の中に鶏の旨みが広がって…悶絶のうまさ。

串以外にも京鴨の生ハム(800円)、京鴨の自家製ハム(780円)、チーズと鴨ベーコンのサラダ(860円)、自家製スモークハムのサラダ(860円)、京鴨ステーキ(880円)、などなど鴨を使った逸品やサイドメニューも豊富です。

ワインだけじゃなく生絞りサワーなどあるのも嬉しい。

なめらかプリン(389円)、生チョコ(399円)、レアチーズケーキ(399円)などデザートも全て自家製!

食後の珈琲まであるので、絶品串とワインの後にほっこりできます。

これは女性にも人気なのも納得です。

デート、会食、接待など大人におすすめの本格鶏料理店です。

【店舗情報】sumiyaki燈

075-255-1390

営業時間/17:30~24:00 (LO)23:00

定休日/不定休

住所/京都市中京区寺町通丸太町下る行願寺門前町2-1

公式サイト


4.咲どり(旧店名:相撲鶏)〈十条烏丸〉


十条烏丸にある老舗焼鳥店。

ただ焼鳥と言っても串に刺す焼鳥ではなく、鶏肉を鉄板で焼く焼肉形式でいただくお店です。実は松阪市には多いですが京都市内では珍しいスタイルです。

こちらはセットの種類が豊富で、東方セット2200円(もも・こころ・せせり・皮・つくね)、西方セット2200円(ずり・三角・軟骨・きも・ハラミ)などから選ぶスタイル。

塩とタレのセットがありますが、まずは塩、その後タレを頼むのがおすすめです。

ももはジューシーですし、皮はパリパリに焼いてポン酢で食べれば絶品。

塩ダレ、塩コショウもあるのでこちらとの相性も抜群!

鶏の色々な部位を焼肉スタイルで楽しめるのも新鮮ですが、「とにかく安い!」というのも魅力のひとつ。

グループでワイワイ焼肉感覚で焼鳥をつついてみるのも一興です。

京都駅から地下鉄2駅、タクシーで5分ぐらいとアクセスも良いです。

【店舗情報】

075-691-4527

営業時間/18:00~23:00

定休日/日・祝

住所/京都市南区竹田街道十条上ル東側東九条柳下町23


5.馬耳東風〈四条烏丸〉


四条室町にある京都屈指の人気焼鳥店で、飛び込みで入店しようとして撃沈する方が続出するので最近はお店のドアに「満席です」とプレートがかかっています。

なぜそれほど人気なのかというと、紀州備長炭で焼き上げた大ぶりの焼鳥の数々が格安でいただけるからです!

普通の焼鳥店の2倍はあろうかという鶏ねぎ。

1本なんと150円!

寡黙に焼き場を守る大将が絶妙な焼き加減で提供してくれます。大ぶりなのに中までしっかり火が通っていてジューシー。

他の串も同じように大ぶりで150円でいただけるものが多く、食べ応え満点。

つくねカレー粉焼1本150円。

ふっくらとしていてはんばーぐっぽい食感。炭火焼きの香ばしさとカレー味が斬新です。

他にも定番串の他、「月見つくね150円」、「はつの黒こしょう150円」、「ピザ風焼鳥150円」など個性派串も揃っています。

とにかくコスパは京都の焼鳥屋でもトップクラスです。

※「四条烏丸でおすすめ人気ディナー特集」でも掲載中

【店舗情報】

075-255-1311 

営業時間/18:00~24:00(LO 23:30)

定休日/日・祝

住所/京都市中京区室町通四条上る菊水鉾町587 


6.焼き鳥一(KAZU) 〈四条烏丸〉


2018年オープンしたばかりの新星。

今まで京都にあった焼鳥店とは一線を画していて、コースでの提供がメインとなっています。ミシュランビブグルマン獲得店にいたメンバーが集結してオープンしたとあって一品一品のクオリティはかなり高く、これから京都焼鳥界で頭角を現していくこと間違いなしです。

コースは4800円15~18品が基本となります。

品数が多く少しずつたくさんいただけるスタイルで、一品ずつの火入れ、手間暇などかなり洗練されています。

ムネはやわらかでジューシー。食べた瞬間に「あ、美味しい」となります。

驚くほどやわらかい「タタキ」。塩でいただきます。

とろーり玉子を絡めるつくねも独自のスタイルで。

カウンターだけの洗練された空間で、大人の焼鳥を堪能したい方に向いています。

【店舗情報】

075-253-6666

営業時間/17:00~23:00(LO/22:00)

定休日/水曜

住所/京都市中京区四条室町菊水鉾町585


7.くちばしモダン〈四条烏丸〉


「炭火串焼きとりと」で修業した大将が2013年に烏丸エリアでオープンし、瞬く間に人気店の仲間入りしたこちら。今では予約困難店となっています。

こちらでは京赤地鶏、若鶏に加え、ひね鶏、丹波篠山の最高品質高坂鶏の串などがいただけます。

ひね鶏は飼育期間が長い分肉質は硬くなりますが、噛むほどに味わいが広がります。高坂鶏は丹波篠山産の飼育技術にこだわった最高品質鶏で、柔らかい肉質にジューシーな脂、一度味わうと病みつきになること間違いなしです。

高坂鶏のムネ。

一本ずつ丁寧に焼かれているのが良くわかります。ムネなのにジューシーでワサビとタレが良く合います。これは美味しいですね。

若鶏のとりねぎ塩(1本230円)。

炙られた香ばしい玉ねぎがどっさり乗っています。

とりチーズ1本230円。

チーズが良いアクセントに。

名物高坂鶏に加え、ひね鶏など色々な鶏を食べ比べするという楽しみ方もおすすめです。

【店舗情報】

075-352-0633

営業時間/18:00~23:30 (L.O.23:00)

定休日/木曜日

住所/京都市下京区永原町153-8


8.炭焼 鶏たか〈河原町今出川〉


気さくな若き店主によるカウンターのみの焼鳥酒場。居心地がよく常連が多い焼き鳥屋ですが串も本格派。定番串に加え、創作串のクオリティの高さに定評があり、手間暇かけた串がいただけます。

塩、タレは部位によって変わり、そのまま食べられる状態で提供されます。

ねぎま、はらみネギ塩(各1本200円)。

旨み満点のハラミにネギ塩が良く合います。

つくねはふわっとしていてジューシー。ネギが良いアクセントになっています

豚バラとニンニクの芽(250円)など数量限定ですが豚串もあります。

1人か2人ぐらいでまったり酒と焼き鳥を楽しみたい、という時におすすめのお店です。

【店舗情報】

075-212-9700

営業時間/17:00~23:00(LO22:30)

定休日/火曜日

住所/京都市上京区大宮町323-2


9.にし野〈西院〉


2014年9月、西院に彗星のごとく現れたこだわりの焼鳥屋。コースがメインという京都では珍しいスタイルですぐに話題となり、その後スタイルも変わっていきました。

現在(2019年2月時点)は、6000円おまかせコースのみの完全予約制となっております。週末は18時、平日は19時一斉スタートの1回転のみです。

俳優の溝端淳平さんが「人生最高レストラン」で紹介してからは更に予約困難店となっております。

豪快な手羽先。

焼き加減が抜群で、香ばしくジューシーな逸品。

ねぎまは程よい歯ごたえで噛むほどに味わいが広がっていきます。

レバニラも「にし野」風だとこうなります。串から外して下に敷かれたニラと一緒にいただきます。

プリプリでパサつきも全くない絶品串。

ササミはワサビと炙った海苔で。

他にも串の数々、皮揚げなどの珍しい一品にシメご飯など計12~3品でお腹も一杯になります。

味よし、雰囲気よしで接待やデートにかなりおすすめな焼き鳥屋です。

【店舗情報】

075-322-3184

営業時間/19:00~22:00 平日18:00~21:00 土曜

定休日/水曜、日祝

住所/京都市右京区西院北矢掛町36-16

公式サイト


10.炭焼創彩鳥家 人見〈川端二条〉


京都で一番予約の取れない焼鳥屋としても有名な二条川端の「人見」。焼き鳥の味もさることながら、大将の人柄、コスパなど様々な要因も加わり、その人気は衰えるどころか加速しているように思います。

もも塩160円。

1本ずつお皿に乗せて提供するスタイルが人見流。丁寧さが伝わります。

ふっくらとしたジューシーな若鶏串です。

ささみわさび150円。

とりねぎ160円。

香ばしくジューシー。いくらでも食べられそう。

とりのかす汁300円。

人参、こんにゃく、大根、ねぎ、鶏肉など具沢山かす汁。〆に頼みたい一品です。

低姿勢で気さくな大将による、普段使いしたくなる焼鳥屋だと思います。京都には美味しい焼鳥屋が増えたので、お客さんが分散して予約難易度が緩和されると良いのですが。

【店舗情報】

075-771-7818 

営業時間/18:00~23:30(LO/22:00)

定休日/水曜+不定

住所/京都市左京区二条通川端東入大菊町96

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