京都国立近代美術館でイタリア現代陶芸の巨匠ニーノ・カルーソの没後世界初の展覧会が開催されています。
イタリア現代陶芸を代表する作家であるニーノ・カルーソ(1928–2017)は、神話性、象徴性を制作におけるテーマの一つとしています。
ニーノ・カルーソ《鷲》1958年
初期の作品には、それらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物が特徴的です。
ニーノ・カルーソ《シチリアの記憶》1999-2004年
後期になると古代ローマの遺跡等を思わせる壁面や柱、門などの形態制作を通じて、古代と現代を結ぶ空間の構築へと向かいました。
日本を含め世界中で高い評価を得ているニーノ・カルーソの偉業を約90点の代表作、数々のデザインワークやスケッチなどの資料を通じて紹介している日本初の本格的な回顧展。
この機会にぜひご覧ください。
【イベント概要】
開催期間/2020年1月4日(土)~2月16日(日)
時間/9:30~17:00※金土~20:00
料金/一般1000円(前売り・団体・金曜土曜17時以降800円)
大学生500円(前売り・団体・金曜土曜17時以降400円)
場所/京都市左京区岡崎円勝寺町 京都国立近代美術館