京都の中華の新たな歴史を作る、そんな一軒が北区に登場。

一品一品に手間をかけ、情熱を注いだ広東料理の数々は、見た目、味、全てが洗練されていて、圧倒的な口福をもたらしてくれます。

場所は大宮交通公園の少し南側です。

黒を基調としたシックな店内はカウンター席と個室があります。

料理はコースのみで、ランチ3000円、5000円、ディナー9000円、15000円。来店の1時間前から火入れする料理もあるので、予約がおすすめです。

こちら中国茶にも力を入れていておすすめです。アンティークの茶盤の上で淹れてくれるので、つい見とれてしまう。

鉄観音1000円。ポットのお茶がなくなれば継ぎ足してくれ、4~5杯分もあるのでかなりお得。

こちらを開けると芳醇な香りがふわり。

それでは3000円の月替わりランチコース「婉容 – ENYOU -」をご紹介します。

※現在はディナー営業のみです。

デザートまで全8品です。

1品目はピリ辛仕立てのピータン豆腐。舌触りの良いとようけ豆腐が使われています。ほどよい辛さ、食感の違いなどいきなり絶品。

2品目は三種前菜盛り合わせ。くらげの白醤油和えや海老など。中国茶ともよく合います。

3品目は健康蒸しスープ。豚のスペアリブを長時間煮込んだ後、白菜を煮込み、最後に塩を一つまみ。素材本来の味わいがスープに溢れでて、優しくも味わい深い一品。

4品目は広東式ローストチキン梅肉酒粕風味。「仁修楼」名物の一つです。

このローストチキンは、中国の広州から取り寄せたというこの特大の専用窯で焼き上げます。皮はパリッと中は驚くほどジューシーで衝撃の美味しさ。予約客の来店時間を計算し、事前にじっくり専用窯で焼き上げるそう。

5品目は和出汁香る小籠包とエビ餃子。エビ餃子は大きさの違うカット海老で食感の違いを演出。和風出汁のうま味が口一杯に広がる小籠包も絶品です。

6品目はスペアリブの特製酢豚。炊き込んで驚くほど柔らかくなったスペアリブ。醤油、黒酢などで煮て香ばしさも加わった最高の一品。ゲストに特に評判がいいのも納得。

7品目は2品からお好みで選びます。一つはこちら朝炊き帆立粥と薬味セット。帆立貝柱の風味豊かな粥をまずはそのまま。その後、ワンタン、XO醤、肉味噌の順で加え味に変化を付けます。よく考えられています。

もう一品は蓮の葉包み蒸しおこわ。

鴨の塩漬け卵、地鶏、干しシイタケなどを蓮の葉に包む4時間半蒸しあげた逸品。蓮の葉の香り、旨みをたっぷり吸ったお米がたまりません。どちらを選ぶか迷いますね。

最後の8品目は杏仁豆腐。杏仁の実を蒸し上げるところから作る手間暇かけた自家製で、濃厚な味わいとさっぱりとした後味が特徴的。

ということで、こだわり尽くした全8品は料理に対する情熱を存分に感じることができます。これで3000円は大満足です。

非常に研究熱心なシェフですので、まだまだ進化していきそうですし、あっという間に中華の名店と呼ばれるようになるでしょう。

店舗情報

電話/075-366-8843

営業時間/18:00~20:00 ※要予約

定休日/水曜

所在地/京都市北区紫竹北栗栖町 2-12

公式サイト

公式インスタ

※最新情報は念のため公式をご覧ください。

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