ティーペアリングで人気の祇園にある「MAVO」がアシェットデセール(皿盛りのデザート)とティーペアリングのコースが味わえる「MAVO bl∞m」としてオープン。
フレンチの技法を取り入れた唯一無二のデザートが堪能できます。
場所は東大路から八坂通を西へすぐ。北側にあります。
コの字カウンターの店内は全席特等席スタイルです。
コースは16500円(税サ込)のみ。それでは早速ご紹介します。
まずは甜茶とお茶の残渣を使ったサブレなど。甜茶の濃厚なお茶の旨みと甘みがサブレによく合っています。緑茶に含まれてテアニンでリラックス効果もあるそう。
山菜の白和え風+桜のスパークリングティー
自然本来の苦みをしっかりと感じる山菜に、マスカルポーネとリコッタチーズを使って白和え風にすることでまろやかに仕上がっています。桜の香りをしっかり感じるスパークリングティーが、山菜の苦みをうまく中和させてくれます。
隣にある甘く炒めた玉ねぎのマカロンも絶品。
柚子のグラニテ
口の中ではじけるグラニテは香り高くさっぱりといただけます。
柑橘とディル+アールグレイ
ディル、蜂蜜のフィナンシェ、はっさく、文旦、金柑ソースなどが一体となり、複雑ながら幾重にも重なり合う深みのある味わいになっていて絶品です。
ベルガモットシロップと福岡八女の和紅茶をブレンドしたアールグレイが相性抜群です。
ショコラとラベンダーとバナナ+ラベンダーティー
ラベンダーのブランマンジュに甘みを凝縮したバナナ、風味豊かなショコラなどが1皿に。最後に感じる塩味も良いアクセントになっています。
すっきりとした味わいのラベンダーティーを合わせることで、よりラベンダーを感じることができます。
ホワイトアスパラのフラン+抹茶玄米茶
ホワイトアスパラのフラン(茶碗蒸しのようなもの)の土台にアングレーズソース、生姜、ホワイトアスパラのソテー、クルトンが乗った逸品。食事のようなデザートのような不思議な感覚になりますが、それぞれの素材が喧嘩することなく一体化しています。
抹茶玄米茶は玄米の香ばしさと抹茶の苦みをしっかり感じられます。
苺とバラ+ほうじ茶バラ
お花から抽出した色味で赤ワインのようになったお茶は、ベリーのような甘酸っぱさとバラの香りを感じます。
2種類のイチゴ、ブラッドオレンジとローズゼラニウムのジュレ、くろもじ茶のアイス、ローズの香りを移したクリームなどが1皿に綺麗に盛り付けられた特別な1皿です。
茶菓折衷+ほうじ茶
下には焼いた粒あんが敷いてあり、上に抹茶のリゾットやドライアプリコットや干し柿が乗っています。リゾットは乳製品を使ってないのにしっかりとコクがあり、粒あんと一緒に食べることでおはぎのようになります。
〆にはボンボンショコラと希望を聞いてから作ってくれるオリジナルティー。
コンセプトから素材、盛り付け、味わいなど全てが綿密に練られていて、ティーとのペアリングでさらなる個性を発揮しています。
2024年注目のニューフェイスです。