京都屈指のイタリアンの名店として知られる清水寺近くにある「イルギオットーネ」で19歳から21年間、腕を振るった下司シェフが京田辺市でオステリアをオープン。
安藤忠雄建築の「アカデモス レジデンス1階」で、ランチは1980円から本格的なイタリアンが堪能できる注目店です。
場所はJR京田辺駅から徒歩3分。
京都府南部に位置する京田辺市は自然に囲まれたエリア。地元農家から直接仕入れた野菜を使った料理が楽しめるのもの、この土地の魅力のひとつです。
お店の名前はギリシャ神話に登場する豊穣の女神「デミテル」に由来しています。
クラッシックが流れる店内にはグランドピアノがあり、ゆったりしたテーブル席と、
ライブキッチンが楽しめるカウンター席があります。
「人柄は料理にでる」というシェフは明るくてフランク。素敵な笑顔の持ち主です。
ランチコースは3種類。
・1980円
・2750円
・4180円
(サービス料5%別)
「トラットリアのイメージ」というシェフの高すぎない値段設定も魅力的です。
それでは4180円のコースをご紹介します。
あたたかいお野菜のスープと生ハム
農家から直接仕入れ、3時間熟成した京田辺産のさつま芋「紅はるか」使用。
スイーツかと思うほどの濃厚な芋の甘みと、スペイン産ハモンセラーノの塩気のバランスはたまらない一品です。
フリットされた紅はるかは外の衣はサクサク、中はホクホク。
生ハムの厚みも絶妙で、もっちりとした食感と塩気に心を掴まれます。
お魚の前菜
美しい盛り付けのサーモンは柿や洋梨など、季節のフルーツの甘味とマッチしています。
京田辺産の野菜も使われ、ところどころ現れるスパイスが、みずみずしいジュレと共に複雑な味をまとめ上げ、サッパリと頂くことが出来ます。
蟹のアラビアータ
ソースにはトマトの甘みと辛味、そして隠し味にアサリの出汁を使うことにより旨味を引き出しています。
ふわふわの蟹の身の食感は口の中に幸福感をもたらし、ソースを最大限に活かしたパスタの絶妙な固さはやみつきです。
大和ポークの豚肩ロースのロースト
色鮮やかなビーツのソースはスイーツのプレートのように美しい。
脂っこすぎない肉はプルプルと柔らかく、付け合わせの野菜もビーツが使われていたりと、見た目にも楽しめる一品です。
ティラミス 珈琲(or紅茶)
珈琲豆がティラミスの上にかかっており、アイスクリームかと思うほどの滑らかさが秀逸です。
「お喋りが好き」というシェフは、味だけではなくホスピタリティ溢れる接客。
キッチンスタッフ同士やホールスタッフへの連携、明るい心配りは、来店者への満足度を高める結果を生み出しています。
今後も沢山の人を魅了し、愛されるお店になるでしょう。
営業時間/11:30〜15:00(L.O.14:30)18:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日/水曜日
所在地/京都府京田辺市田辺久戸35
※取材時の情報のため、最新情報は念のため店舗公式の情報をご覧ください。