喫茶文化が色濃く残る街、京都の純喫茶を巡る新シリーズ。第1回目は世界遺産・二条城の近くにある「喫茶マドラグ」です。


“COFFEE”と描かれた可愛い青い木の看板が目印です。
50年以上続いた名喫茶「喫茶セブン」の建物を今の店主が受け継ぎ、2011年にオープンしました。


店内にはローテーブル席とソファー席が複数、カウンター席があります。
アンティークな家具が並んだ客席はまるで映画の世界にいるような気分に。


店内の家具や食器、カトラリーは、「喫茶セブン」で実際に使われていたものや、店主が常連だった「名曲喫茶」から譲り受けたものもあります


本や雑貨、ポスターからは愛着が滲み出ていて、個性溢れるレトロな雰囲気を感じられます。料理が提供されるまでの時間も楽しむことができます


《メニュー紹介》

【モーニング】
Aセット 1700円
・コロナの玉子サンド2ピース
・サラダ・デリ・生ハム
・スープ・デザート
・ドリンク(コーヒーはおかわり1杯付き)
Bセット 1700円
・煉獄タマゴ(卵とチーズの鉄鍋トマト煮込み)
・トースト・サラダ・デリ・生ハム
・スープ・デザート
・ドリンク(コーヒーはおかわり1杯付き)
Cセット 700円
・トースト・茹で卵・フルーツ
・コーヒーor紅茶(おかわり1杯付き)

最新のメニューと価格公式をご覧ください。 

Aセット 1700円

こちらは名物のコロナの玉子サンドイッチが付いたAセット。
2012年に閉店した洋食店「コロナ」から受け継いだ玉子サンドは、卵4個と牛乳をたっぷりと使い、ふっくら蒸し焼きに仕上げてあります。片手では収まりきれない驚きのボリューム感で、ふわふわした卵の食感はまるで空気を食むようで口の中で溶けます。パンに塗り込んだ秘伝のソースもおいしさの秘密。コクのあるデミグラスソースに、マスタードやマヨネーズがきいています。 

コロナサンドの楽しみ方も置いてありました。

色んな食べ方ができるのもコロナサンドの魅力の1つ。
食べきれなかった場合はテイクアウト対応もあるのも嬉しいです。(容器代別途)

コーヒーは「喫茶セブン」のほかに、東京・新宿にあった美術学校「セツ・モードセミナー」の食堂のブレンドも引き継いでいます。
しっかりしたコクの深いブレンドコーヒーは、サンドとの相性抜群です。


店主の山崎三四郎裕宗さんが1963年創業の喫茶店セブンを引き継ぎ、喫茶マドラグをオープンして10年。そんな山崎さんは、伝統のある街の喫茶店を残し続けるために「京都喫茶文化遺産チーム」を結成し、店主の高齢化や後継者問題やさまざまな困難を抱える喫茶店のサポートを行い、若い担い手へバトンを渡し繋げて行く活動をされています。

平日でも行列ができる名店は、昭和の懐かしさに現代風をプラスした雰囲気。
ボリュームある贅沢な料理に胃も心も満たされること間違いなしです。

店舗情報

電話/075-744-0067

営業時間/8:00〜18:00(L.O.食事 17:00 ドリンク 17:30)

定休日/日曜

所在地/京都市中京区押小路通西洞院東入ル北側

公式Facebook

※取材時の情報のため、最新情報は念のため店舗公式の情報をご覧ください。

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