アーティスト清川あさみと詩人・最果タヒがタッグを組んで話題になった書籍「千年後の百人一首」(リトルモア刊)の原画展が建仁寺、両足院にて開催されます。
開催直前の様子を潜入取材してきましたのでご紹介します。
座禅体験などでも有名な両足院。
足を踏み入れた瞬間から、その景色の美しさに見とれてしまいます。
庭園と作品が一体化して美しい。
糸と布とビーズを用い、和歌の一首一首を今のものとして情緒豊かに描きだされていて、作品によって違う魅力をみせてくれます。
これから紅葉も始まり、更に魅力を増していくでしょう。
床の間も見どころのひとつ。
こちらは「百人一首かるた」の展示。
本展覧会に合わせて発売も決定!(本体価格4000円+税/リトルモア)
展覧会アンバサダーで、朗読もされている南果歩さんと清川あさみさんのトークセッション。
公私共に仲の良いお二人は息もピッタリ。
百人一首を現代版として作り上げるにはかなり苦労があったようですが、両足院の素晴らしい庭園に惹かれ、こうして原画展が実現したことに喜びを隠せないご様子。
「まるで千年前の歌が聞こえてきそうな静かな時間が流れる空間をイメージしています。庭の紅葉や匂い、歌人達の気配と共にこの時代に生きていることを肌で感じながら千年後の百人一首の世界を楽しんでいただけたら」と、清川さん。
お二人ともに特に好きな一句は、「これやこの 行くも帰るも別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 (蝉丸)」とのこと。
いよいよ明日(11月21日)から始まる現代版「百人一首」の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
【詳細】
開催期間/2018年11月21日(水)〜12月10日(月)
時間/10:00〜17:00(入場は閉門の30分前まで)
料金/一般 1000円、大学・中高生 800円、小学生以下無料
開催場所/両足院 建仁寺山内・カフェ&シャンパーニュ祇園ちから
住所/京都市東山区大和大路四条下がる4丁目小松町591※両足院