錦市場に江戸前鮨店として人気だった「錦鮨しん」が再オープン。名店で修業した職人による個性的かつ繊細な握りと一品が揃った夜のコース(14000円)や、リーズナブルなランチ(1900円~)がいただけます。
場所は錦市場の柳馬場を東へ入ってすぐ南側です。店内はカウンターのみ14席。
《ランチメニュー》
- 鯛茶漬け 1900円
- 海鮮ちらし寿司 2700円
- おまかせ握りコース 4500円
《ディナーメニュー》
- おまかせ握りコース 14000円
それではディナーのおまかせ握りコース(14000円)をご紹介します。
クロダイの昆布締め
クロダイの昆布締めはさっぱりとしつつ旨みが凝縮されています。ウドと共に。
蟹の茶碗蒸し
カニとあさりのスープを合わせた旨みの詰まった一品。カニ味噌とカニ身を混ぜた餡が上からかかっていて、より濃厚なカニの味わいを堪能できます。
自家製の2種類のガリが登場し、いよいよ握りがスタートです。
錦鮨しんでは、2種類のシャリが使われていて、前半は関西風の甘めのシャリ、後半は赤酢を使ったすっきりとしたシャリになります。
甲イカ
隠し包丁がたくさん入っていて、甘みが増しています。黒い梅塩で引き出されるイカの旨みと、なめらかな舌触りが相まって、口福感に包まれます。
ヒラメ
舞鶴から仕入れるヒラメと、上にエンガワが乗った個性的な握り。異なる食感が織りなすハーモニーがたまりません。
サワラ
さっと炙って香ばしくなったサワラ。京都では西京焼きで食べることが多いサワラですが、握りでも癖がなく脂も乗っていて絶品です。
ブリ
藁焼きした肉厚なブリに大根おろしとポン酢を合わせています。ブリは脂が乗っていますが、ポン酢でさっぱりといただけます。
大トロ
ここからは砂糖不使用の酸味のある赤酢を使用します。脂が乗ったとろけるような大トロには、この赤酢が抜群に合います。
赤身
9日間乾燥熟成させて旨みを閉じ込めたマグロを漬けに。トロほど脂が多くありませんが、それに負けない旨みをもっていて、絶品です。
ノドグロ
島根県産のノドグロを七輪で炙り、手巻きに。とろける食感と溢れる旨みが特徴的です。
雲子と海老芋
お出汁が効いた滑らかな食感の海老芋と濃厚な雲子。
蒸しアワビの肝ソースがけ
蒸しアワビは柔らかく噛むほどに旨味が溢れます。肝ソースとシャリが合わさることで、チーズなど使っていないのに、リゾットのような味わいになっています。
車エビ
目の前で茹でて、殻をむき、握り車エビ。かなり大振りなタイプで、口の中一杯にエビの風味が広がります。
ウニ
ウニがたっぷり乗ったウニドックはもはや説明不要の美味しさ。濃厚な味わいを堪能できます。
アナゴ
熱々のタレの中に漬け込んだアナゴは暖かく、シャリと一体になることによって、より深みがある味わいになっています。
〆に魚の骨でとった出汁のスープと玉子で終了。
握り10貫+1品が4品とボリュームもあり、いずれも絶品揃い。
席数も限られているため、早めの予約がおすすめです。
電話/075-223-3355
営業時間/11:00~15:00※ランチ予約不可 18:00~※18:00〜19:00入店/要予約
定休日/水曜
所在地/京都市中京区東魚屋町169-2
※取材時の情報のため、最新情報は念のため店舗公式の情報をご覧ください。