2022年3月1日オープン　魚師匠-BURISHO-

京都には海鮮が名物の専門店がたくさんありますが、こちらはなんと「鰤(ブリ)」だけに特化した専門店。

氷熟させた旨味の詰まった鰤を使い、コース料理(6000円)のみ提供するという個性派店です。

場所は堺町松原を東へすぐ。こちらのビルの2階です。

店内はカウンター席と、奥にボックス席もあります。

それでは早速鰤尽くしのコースをご紹介します。

この日いただく鰤がこちら。インパクト大です。

先付けは3種盛り合わせ。テールの炭火焼きに大原の柴漬けを合わせたり、カミバラを燻製にしたりといずれも手間暇かかっています。

鰤本来の美味しさと様々な素材との組み合わせが秀逸です。

次にサラダ。トモバラとアボカドのビアンコソースと、胃袋入りのポテトサラダの二種盛り。こちらはお酒にもよく合います。

お造りは、様々な部位を少しずつ食べ比べするスタイル。程よい歯ごたえが楽しめる「胃袋」や、とろける希少な「天身(目と目の間の部位)」、卵黄と絡めていただく「塩ユッケ」など、部位による味、食感の違いが堪能できます。

蒸し物は聖護院大根のかぶら蒸し。中にはなんとテールの蒲焼きが入っています。

こちらはブリの炙り食べ比べ。テールに近い脂身の「トモバラ」、最も脂が乗る「大トロ」などを目の前で炙っていただきます。

表面をさっと炙ることで香ばしさが加わり、口の中でブリの旨味、味わいが広がります。

アウトコートという背中の外側の部位を使ったみぞれ煮。ウニ味噌田楽の大根ステーキと共にいただきます。上品ながらしっかりとブリの味わいを堪能できます。

背中の内側にある「インコート」を使いフリッターにした一品。ピリ辛マヨネーズであえて下には京水菜が敷かれています。お酒のアテにぴったりな濃厚な一品。

ハラスと堀川ごぼうのひつまぶし。程よいところでお出汁を注いでもらいます。ブリカマの赤だしも付いてきて、ボリュームたっぷり。

最後の水物はおどろくほど甘いフルーツトマト。

さっぱりとしていて、食後にぴったりです。

ブリという一つの素材に、様々なアレンジ、京都の食材などを加えコースに仕立てている個性派店。

コスパもよくこれから楽しみな一軒です。