「京都・まちじゅうアートフェスティバル実行委員会」が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により活動の機会が失われた芸術家に発表・活躍の場を提供し、京都市内各地で文化芸術の魅力を発信するため、京都まちじゅうアートプロジェクトを実施。
「光冠茶会(ころなちゃかい)」と題し、京都まちじゅうアートプロジェクトの1事業として、席主10名による多彩な茶会を日替わりでオンライン配信します。
参加者には事前に席主が選んだお茶やお菓子を詰め合わせた茶箱が届き、京都らしい特色ある会場からのライブ配信を視聴しながら楽しめるコロナ禍でも安心のイベントです。
それでは個性豊かな10名の席主と概要をご紹介します。
2⽉23⽇ 「帰家穏坐(きかおんざ)」 席主:英ゆう(美術家)
美術家、英(はなぶさ)ゆう氏による室内にイマジネーションの庭を作り出す試みと、庭師で茶⼈の植彦(⽢⾬庵)によるお点前と独茶を行います。
英ゆう氏
植彦氏
【詳細】
⽇時:2⽉23⽇(⽕・祝)①11:00- ②14:00- ③16:00-(約45分)
場所:京都芸術センター
定員:各20名×3席
参加費:2,000円
茶箱:煎茶・⼲菓⼦・⼿作りの⽵茶碗ほか
点前:植彦(⽢⾬庵)
※本席は完売しました
2⽉28⽇ 「壱太郎の舞茶会」 席主:中村壱太郎(歌舞伎俳優)
重要⽂化財である旧三井家京都下鴨別邸から席主「中村壱太郎」本⼈によるお点前と、⽣配信の舞踊「島の千歳」が見られます。さらに、チャットを通じてゲストとの会話の時間もあるので、光冠茶会でしか味わえない中村壱太郎氏との時間が愉しめます。
【詳細】
⽇時:2⽉28⽇(⽇)14:00- (約50分)
場所:旧三井家下鴨別邸
定員:100名
参加費:2,500円
茶箱:抹茶・菓⼦・茶筅ほか
3月6日 「オンライン・マテ茶会」 席主:神⾥雄⼤(劇作家・演出家)
各地を訪問し採集したエピソードを元に、移動し越境する⼈々をテーマにした作品を発表している劇作家・演出家である席主神里雄大氏による南⽶アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイなどで飲まれているマテ茶、地域ゆかりのお茶菓⼦(正確には菓⼦ではないですが)もつきます。
【詳細】
⽇時:3⽉6⽇(⼟)15:00-/3⽉7⽇(⽇)15:00- (約45分)
場所:京都市大原野
定員:各回50名
参加費:1,500円
茶箱:マテ茶・ボンビージャ・マテ茶にあう菓⼦【冷凍】ほか
3⽉12⽇ 「How to 溶けるレロ」 席主:康本雅⼦(振付家・ダンサー)
⾃作品を発表する他、演劇や映像や広告など多岐に渡るジャンルにて活動する席主(康本雅子氏)による銭湯でのワークショップとダンスパフォーマンス。
参加者も実際に⾝体を使って楽しめる内容で、葛湯を飲みながら、⾝体のコリをほぐし、みんなで溶けるレロ。
【詳細】
⽇時:3⽉12⽇(⾦)17:30-(約60分)
場所:鴨川湯
定員:30名
参加費:2,000円
茶箱:⿊糖葛湯,⼊浴剤ほか
※ワークショップ中はカメラをオンにし、少し⾝体を動かせる形で御参加ください。
3月13日 「中国茶,台湾茶〜時間をたのしむ」 席主:吉⽥裕⼦(料理⼈)
宿と料理「閒居 吉⽥や」を営む席主吉田裕子氏による、⽬を通して⼼を楽しませるお茶、そしてつくる⾏為を通し⾃宅でそれぞれのお茶を楽しもうという茶会。
この日のために用意した中国、台湾の珍しいお茶と共に、お茶をテーマに絵や⾔葉を⽤い、その味わいや記憶のありようを形のあるものに表現します。
【詳細】
⽇時:3⽉13⽇(⼟)15:00-(約90分)
場所:閒居吉⽥や
定員:100名
参加費:2,500円
茶箱:⼯芸茶,客家擂茶ほか
進⾏:⾼橋マキ
ゲスト:⼤宮エリー
映像作品:カヒミ カリイ&ニキ
参加にあたって:各茶葉を愉しむために以下のものを各⾃ご準備ください。(茶箱には含まれていません)
⼯芸茶:耐熱ガラスのポット⼜は耐熱ガラスのグラス⼜は⼯芸茶を眺めやすい器(カフェオレボウルなど)
客家擂茶:すり鉢とすりこぎ,スプーン
東⽅美⼈茶:ティーポットとお湯のみ⼜は抹茶茶碗
3月20日 「渡⽉茶会-2021年宇宙の旅」 席主:ヤノベケンジ(現代美術家)
現代美術家である席主ヤノベケンジ氏、半東には太⽥達⽒でミクロとマクロの時空間を旅するドーム型の「⼩宇宙」での茶会です。⾃給⾃⾜ができる移動
型住居のモデルを「茶室」に⾒⽴て、バーチャルな⽉旅⾏に誘います。
宇宙開発でも可能性が広がる、⾷糧やエネルギー利⽤が可能な「藻類」を⽤いた特製菓⼦にも注目。
【詳細】
⽇時:3⽉20⽇(⼟)15:00-(約50分)
場所:嵐山公園中之島地区
定員:100名
参加費:3,000円
茶箱:⽼松特製菓⼦(冷凍)・抹茶ほか
半東:太⽥達(有職菓⼦御調進所⽼松,有斐斎弘道館理事)
3月21日 「胎内茶会」 席主:⻄條茜(陶芸家・美術家)
⾜元に拡がる地下空間、京都市営地下鉄醍醐⾞庫での茶会。暗闇の中で響く茶釜の⾳と⻄條作品を⽤いたサウンドパフォーマンスが重なり合います。⽣まれた胎内へと回帰するような体験を⾃宅の部屋を暗くして楽しめます。
【詳細】
⽇時:3⽉21⽇(⽇)時間調整中 ※2/12時点
場所:地下鉄醍醐⾞庫
定員:100名
参加費:2,500円
茶箱:煎茶,⻲末廣「京の⼟」ほか
コラボレーター:中⼭福太朗(茶⼈)
参加にあたって:後⽇ウェブサイトでお知らせ
3月24日 「あなたのメロディが名曲に」 席主:岡⽥暁⽣(⾳楽学)
席主は音楽家の岡田暁生氏。⼆条城の⾹雲亭から美しい庭を背景に⾏うジャズ・ピアニストのフィリップ・ストレンジ氏の演奏とトークをお届け。ゲストが事前にメロディを送り、当⽇の演奏曲や構成が決まる参加型茶会です。
岡⽥暁⽣氏
フィリップ・ストレンジ氏
【詳細】
⽇時:3⽉24⽇(⽔)14:00-(約60分)
場所:⼆条城 ⾹雲亭
定員:100名
参加費:2,500円
茶箱:ピエール・エルメ・パリのショコラ、オリジナルハーブティ
協力:PH PARIS JAPON 株式会社
日時調整中 「Voyage」 席主:宮永愛⼦(現代美術)
現代美術家宮永愛子氏による宇宙を感じられるお茶会を開催。
※2/12時点
⽇時:3⽉20⽇(土祝) ※時間は調整中
場所: 調整中
定員:30名
参加費:2,500円
茶箱:観測にちなんだお菓⼦、お茶・⼩さな宇宙を詰めてお届けします。
参加にあたって:この茶会は、参加者と交流を通したプロジェクトになります。
※開催前、参加者と作家の⽂通が⼀度あります。
※終了後、茶会記を制作しお届けします。
日時調整中 「国際⼈類観測年」 席主:⿊嵜想(批評家)
南極からの特別映像、および科学者コミュニティに⼈類学的な調査を続けてき
た森下翔氏とのトークを冷凍コンテナから配信。
⿊嵜想氏
森下翔氏
【詳細】
⽇時・場所・定員・参加費:調整中 ※2/8時点
ゲスト:森下翔(⼈類学者)ほか
茶箱:南極の氷(限定数)ほか
申込方法や各茶会の詳細は、ホームページをご確認ください。